トリグリセライド低下効果もあって自宅でミカルディス

生活習慣病は現代社会を生きる人たちにとって脅威となる様々な疾患の総称であり、高血圧や脂質異常症、糖尿病、肥満といったものが代表的なものとして死の四重奏と言われています。こういった状態は食生活の偏りや運動不足、ストレス、喫煙などの様々な生活習慣に根ざした要因によって慢性的に引き起こされてしまうことから生活習慣病と名付けられています。生活習慣病の治療は薬物治療によって他の疾患を発生させてしまうリスクを低減させながら、生活習慣の改善を図ることによって血圧や体重等を正常域に戻すように治療が続けられていきます。
ミカルディスは高血圧症の治療において用いられる第一選択薬の中に含まれる医薬品の一つです。アンジオテンシン2受容体を選択的に阻害することによって末梢血管の拡張やアルドステロン分泌の低下、水やナトリウムの再吸収の低下等をもたらし、血圧を低下させる方向に働きます。安全性が比較的高く、副作用も少ないことからミカルディスは自宅での治療にも比較的良く用いられる降圧剤となっています。一方、ミカルディスは他のアンジオテンシン2受容体阻害剤とは異なる特徴を有しており、トリグリセライドの低下をもたらすことが知られています。トリグリセライドの血液中の濃度が高くなってしまうことは脂質異常症の症状の一つであり、動脈硬化のリスクを高めるものです。ミカルディスはインスリン抵抗性の改善を介してトリグリセライドの低下をもたらすことから、脂質異常症だけでなく糖尿病に対しても有効性があるものと期待されています。そのため、生活習慣病に悩まされる患者の自宅での治療に有用な選択肢となっています。しかし、血圧管理を自宅で行う上では定期的な血圧測定を忘れないことも大切です。